翻訳者のそれから
フリーランス特許翻訳者の仕事

外国出願のための特許翻訳英文作成教本


外国出願のための特許翻訳英文作成教本
Japanese-to-English translation techniques for U.S. patent filings
中山 裕木子 (著)
丸善出版
8月の購入予定リストに挙げていたのですが、1ヶ月販売が遅れ、先日、手元に届きました。
4536円
約400ページ

まだしっかり読めてはいないのですが、参考になる点もあり、良さそうな印象を持っています。ここのところ、翻訳関連の本ではハズレばかりだったのですが、これは買って使える1冊だと思いました。

「ありがちな英訳例」を挙げ、問題点の指摘、「リライト案」という流れがあるのですが、例示は、切り取りつつも、よく見かける表現であり、参考になると思います。
英文作成のための原文の理解の重要性は日々感じていることですが、それについて真摯に書かれてあるように思います。この本の着眼しているポイントは参考になると思いました。自分でも自分の注意点を得て、現状があるように思えるのですが、この本から自分の着眼できていなかったポイントを知ることができたというのは、良い収穫です。

ありがちな特許のことにページを割くということもなく、基本をあっさり押さえて、翻訳実務を重視しているように思います。タイトルに悪意を感じない、じっくり読んでみようと思える1冊でした。

—–<読了>———————————————————-

読了後の感想

ざっと見たときの感想に間違いはなく、参考になるところが多い1冊でした。

スタイルガイドや辞書等は、定番と言われるものを丁寧に紹介してあります。
所有していないなら、購入すべき本であると思います。
コラム的にスキルアップのためにどう活用するかなどの具体例の記載もあり、特許の英訳を勉強始めるのには参考になると思います。実務メモと称したものが各章に散らばっています。実務メモの記載は、実務の中やネットや本で私もそのまま調べたり、ルールとして得たことだったりと重なることが多々あり、この1冊で得られるとは羨ましいところです。参考書籍のどこに記載があり、どう関係するかなどの記載もあり、実務と勉強の間で繋げていた私の経験と共通することがありました。特許翻訳の英訳に本当に特化した本でした。