特許翻訳者をやっています。


永遠の野原
出版社: 集英社
逢坂みえこ
1988年から1997年に雑誌「ぶ~け」にて連載されていた作品です。
ゆったりして、柔らかな世界は好きです。
思春期の脳に焼き付いてしまうと、忘れるのが難しく、
これは、あの作品の主人公の考えと一緒だというようなところに着地してしまうことが日常でたまにあります。

さて、この作品では、作家が出ています。
その作家(一姫)が選考審査員をした際に、一姫自身の影響をもろに受けた応募作品に0点を付けるという話があります。

自分の影響をもろに受けている作品に対して、一姫は自分の恥部を拡大鏡で見せられてるようだと表現します。

あの頃、このことに衝撃を受けたというのはありません。
ただ、この表現が未だ、忘れられない状態なのです。
いろいろな事象を経る中で、この表現は繰り返し、頭の中に登場し、さらに強く刻まれてしまったようです。

今また、それが同じように目の前で繰り広げられています。

劣化コピーのような状況を目の当たりにするたびに、原本はこの状況はどのように見ているのだろうと、
この表現が浮かびます。

なにせ、自分は原本になったことはないので、もっぱら想像するしかないですが、
劣化コピーと原本が見えるという第三者という立ち位置は、
コピーが劣化でしかなく、面白いといえば面白いですが、不快もありますね。

劣化コピーだと思っていたら、原本を越えていってしまうこともあるでしょうけど、今のところ、少し気持ち悪さのほうが上回っています。

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プロフィール

特許の化学を中心にやっているフリーランスの翻訳者です。技術や科学が好きです。転勤族に属する配偶者をもつ、一児の母です。仕事のことなど好き勝手に綴っています。

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